2018年10月16日
<筑後南部の菓子文化> 筑後平野の小麦1

北海道に次ぐ全国第2位の小麦産地である福岡県ですが、
筑後地域で昔から栽培されていたことがわかる記録があります。
明治7年に作成された三潴県(三潴郡、大和郡、三池郡、上妻郡、
下妻郡、生葉郡、竹野郡、山本郡、三井郡、三原郡)
の物産表を見ると、
小麦上 42,143石(約7,602立米)
小麦下 18,776石(約3,387立米)
と、お米の次に多い収穫量となっています。
また、穀質澱粉類には
麺粉(小麦粉) 9,945石(1,793立米)
と記載されており、
当時も小麦を粉にして食べていたことが分かります。
筑後南部で「丸ぼうろ」が食べられ、
「かすてら饅頭」が生まれた背景には、
その原料となる小麦が盛んに生産されていたことがあげられそうです。
Posted by 朝倉2号 at 17:30│Comments(0)
│筑後南部の菓子文化